日本人は癌になりやすいのか?

発生する場所による種類の違い
がんは、発生する場所によって大きく3つに分類されます。
まず、血液を作る骨髄やリンパ節など、造血器に発生するがん。
白血病や悪性リンパ腫、多発性骨髄腫などがこのタイプで、いわゆる「血液のがん」と呼ばれるものです。
出血が止まらない、抵抗力が著しく低下することによる感染リスクが上昇する、さらに異常を起こしている細胞が、血流などによって全身に転移してしまう特徴があります。
次に、上皮(臓器を覆う粘膜)で発生するがんです。
肺がんや乳がん、胃がん、大腸がん、咽頭がん等、発生する部位によって呼び名が異なり、症状は場所により異なります。
そして、骨や筋肉など非上皮性細胞に発生するがん。
骨肉腫や横紋筋肉腫、血管肉腫等「肉腫」と呼ばれるものがこれにあたります。
できる場所によるがんの症状
上皮や非上皮に発症するがんは、腫瘍を形作るため、少しずつ大きくなっていくことが確認できることがあります。
また、発熱や不調がなかなか治まらない、出血しやすい、あるいは出血が止まらないといった特徴があります。
しかしながら、これらの変化は微細なことが多く、部位によってはかなり進行するまで無症状であることも少なくありません。
身体にかすかな変化が見られた場合、できるだけ早く医師に相談するようにしましょう。
症状が出にくい部位の場合は、検査によってしか発症に気付けないことが多いです。
気になる症状がある場合、検査を受ければ早期発見、早期治療につなげられるかもしれません。
時間に余裕のある場合は、定期的な検診を心掛けることも効果的でしょう。
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