ガンは予防できる!その発生原因を知っておこう

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科学的根拠に基づく予防法

バランスの取れた食事と適度な運動

健康維持のために耳慣れた言葉ですが、バランスの良い食事と運動は、がんの予防にも効果を発揮します。

がんを確実に防ぐ食品や栄養素はまだ解明されていません。
逆に摂りすぎると発症のリスクを伴うものは多く存在するので、肉や野菜だけのように偏った食材を摂取するのではなく、バランスよく摂るように心がけましょう。
特に塩分は、胃がんや高血圧、循環器疾患のリスクを上げるため、男性で1日8g未満、女性で7g未満を目安にします。
また、熱い食べ物や飲み物を摂ると食道がんのリスクとなるので、適度に冷まして口にするようにしましょう。

また、身体の活動量が高いと、がんに限らず心疾患による死亡リスクの低下する調査結果があります。
座り仕事が主な方の場合、毎日60分程度の歩行、週に1回程度の活発な運動を心掛けるようにしましょう。
この場合の活発な運動とはジョギングなら30分、早歩きなら60分程度の運動量です。

飲酒や喫煙の危険性

喫煙は肺がんの原因になると思っている方が多いかもしれませんが、リスクは肺がんだけにはとどまりません。
全身の各部位のがんの発症のリスクを伴っているのです。

がんの治療の効果を下げる原因にもなっており、手術の際の麻酔の危機が悪くなったり合併症が起こりやすくなったりする、さらには薬物療法や放射線治療の効果を下げる報告がされています。
治療しても、再発や新しいがん(二次がん)が発生しやすいことも分かっています。
禁煙することで効果はすぐに表れ、長期間持続するようです。

お酒も、摂りすぎには注意が必要です。
米国臨床腫瘍学会(ASCO)の調べでは、アルコールを摂取しない人と多く摂取する人では、咽頭がんの発症リスクは2.65倍、咽頭がんでは5.13倍との結果が出ています。
お酒を飲むなら1日にビール大瓶1本まで、ワインならボトル1/3程度にとどめるようにしましょう。


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